心筋梗塞の症状で放散痛がいちばん怖い?早く気づくために一番大切なこととは

心筋梗塞が若い年齢の人たちの間に急速に増えつつある。
一つ間違えば一命を落とす重大な病気だけに気をつけたいが、実際のところその症状はとても複雑だ。

心筋梗塞という病気を理解し、注意を払うにはまず放散痛という種類の痛みを知っておく必要がある。
放散痛はとりわけ心筋梗塞に特有といえる症状だ。

突然死を避けるためにもぜひ知っておいていたただきたい。

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心筋梗塞の原因は動脈硬化

心筋梗塞にありがちな放散痛という症状に触れる前に、まず心筋梗塞というのはどんな病気なのかを知っておく必要がある。

心筋梗塞というのは、心臓を取り巻く冠状動脈が完全にふさがり、血行が停止して組織が壊死してしまう、怖ろしい病気だ。

血行が止まる原因は動脈硬化。
動脈硬化は、動脈が老化したり、コレステロールや中性脂肪が動脈の内部に付着したりして堅くなり、細くなって血行が悪くなる症状のことだが、それが極端になると完全に詰まることとなる。

わずかでも血行があれば前症状と言われる狭心症となるが、それが完全にストップしてしまうと心筋梗塞となる。
そうなると壊死が始まるので、一刻の猶予無く手術などで治療を施さないと一命を落とすことになるのだ。

心筋梗塞というのはかつては壮年期以降の、そして主に男性のかかる病気だという固定観念があったが、女優の天海祐希さんが45歳でこの病気を発症したことはよく知られている。
また、最近は元Jリーガーのの松田直樹選手が34歳で突然死している。
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自分たちの年齢からこういう病気ではない、と過信していたのかも知れないが、最近は食生活の変化、そしてストレスや不規則な生活のため動脈硬化が予想外に進んでいると言えるかも知れない。

なので30代の私たち女性であっても決して油断できないし、事実私の勤めていたオフィスなどでは同僚の管理職で30代の女性でありながら、狭心症の人がいたりした。

心筋梗塞の前兆は全然関係ないような症状から始まることも

そういう心筋梗塞の主な症状として、

・息苦しい、息切れが激しい
・冷や汗が出る
・顔が真っ青になる
・急な血圧低下が始まる

というものがある。その他にも不整脈などある年齢以上の人に見られる症状があったりするがこのあたり、心臓に不全が起こることから予想の付く症状とは言えるだろう。

だが先にお伝えしたとおり、放散痛という症状がよく心筋梗塞の症状として取り上げられることが多いのだ。

放散痛というのは、病気の患部とは全く関係のなさそうな部位に生じる痛みのことで、心筋梗塞にはとりわけこの放散痛が多いことが知られている。

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たとえばある中年女性。
彼女は日頃から左肩の痛みを訴えていて、それを自身で家事等による腕の使いすぎだと判断し、整形外科を訪れている、そんなシーンをテレビで見たことがあったが、実のところそれは筋肉痛や関節の痛みなどではない、心筋梗塞だった。

そして彼女はある日家の中で倒れ、そのまま帰らぬ人となっている。
実話を元にしたシーンだったという。

心筋梗塞でよくありがちなこうした放散痛、上のような左肩の痛みの他、背中の痛みや胃痛、そして吐き気なども出るという。

甚だしいのは歯痛までが心筋梗塞の放散痛になる場合がある。
なので歯が痛いと言って歯医者に行ったとしても全然原因不明なことだって起こりうるのだ。

そしてこの放散痛とともに知っておくべきことがまだある。

心筋梗塞は無痛、つまり何の痛みもない場合だってある。
私たちの年齢ではあまりないとは思うが、糖尿病を長く煩っていたりすると、放散痛でさえ無い場合があったりするのだ。

心筋梗塞を予防する方法

さてそういう怖ろしい心筋梗塞、症状も放散痛だったり無かったりするわけだが、それを防ぐ方法。

私たちの年齢でさえ、その前症状である狭心症が増えているような現状だったら、狭心症自体だっていつ発症するかも気になるはずなのだ。

ではそういう心筋梗塞や狭心症を防ぐにはどうすればよいのか?
それを考えて備えていくことが一番大切になる。

その予防方法、それは動脈硬化を予防することに他ならない。
動脈硬化の原因となる中性脂肪やコレステロールの増加を防ぎ、動脈を含む血管の老化を防ぐことが大切だ。

そのためにはストレスを減らして食生活を含む生活習慣を見直し、改善できる、改善すべきものはしていく必要がある。
適度な運動とともにバランスのよい食事を心得、そしてストレスの発散や減少を考えていくべきだろう。

もう一つは定期的な検診によって、心臓周りの異常や症状を早めに発見することだ。
地域で行われている定期検診でもほぼ無料で心電図は取れる場合が多いし、年に一度くらいなので受診しておくべきだろう。

毎日の生活態度が何より大切

ただ、さらに細かいことを言っておくが、実のところ心電図を調べただけでは心筋梗塞を100%発見出来るわけではない。
どころか、実際のところ心筋梗塞は多くの場合心電図でも発見しにくいのが現状だ。
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なので、この病気を防ぐためには、やはり自分の健康状態を維持するという、予防の手段に戻るのだ。

もちろん定期検診はムダではないし、検診の中で動脈硬化の状態も分かる。
それに関連して心筋梗塞もある程度危険かどうかが予測できる。

放散痛となるか、そうでなくこの病気特有の症状が出てしまうのかは予測し得ないかも知れないが、まずは毎日の生活を大切にすること。

他の病気もそうかも知れないが、心筋梗塞はとりわけこのことに注意を払う必要があるに違いない。

櫻井雅子

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