石原さとみ「校閲ガール」が打ち切り物?ホンモノが笑って怒る現実とのギャップ!

石原さとみさん(29)主演のドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール』に起こったホンモノの校閲ガール(ガールというか、アラサー女子というか 笑)が、打ち切り物だと話題にしている某有名週刊誌にかみついている。

かみついていると言っても、その某週刊誌の記事に反論しているわけではない。
逆に、「批判が手ぬるい!」と尻を叩いているのだ。

石原さとみさんが主演だから、ドラマの内容は恋愛物、彼女のオシャレやメイク、ファッションに目の行く内容になるはずなのだが、『校閲ガール』の設定自体、現実の校正作業とかけ離れた物だというのが彼女の主張だ。

打ち切りの批判も本業の校正者だったら当然起こるべくして起こると思うと言うし、
「現実の校正者、あんな美人いないわよ」
だそうだ。

石原さとみさんだから、確かにあそこまでの美人は校正作業者としては見たこと無いだろう。
だが彼女の言うことには尾ひれはひれもつくし、校正作業は本当に“地味にスゴイ!”らしい。

どういう風にそういう実態とドラマがかけ離れているのだろうか、本業の彼女の言葉を取り上げながら比較してみた。

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ホンモノ校閲者の知人女性が乱暴にスゴイ叩きよう?でもドラマだし・・・

『地味にスゴイ!校閲ガール』、初回から視聴率が12.9%という数字をたたき出し、2回目以降も二桁台を余裕で超えている。
これだけとっても『校閲ガール』、どこにも打ち切りの批判が浮かぶ余地はない。

石原さとみさんが主演だから、女性向けのドラマであっても視聴者は男性もいるはずだし、初回からずっと二桁台というのは本当に「地味」ではなく、ハデにすごいはずなのだ。

しかしながら、その設定や石原さとみさん自身のファッション、そして仕事に対する取り組みの内容や実情とのかけ離れたストーリー展開。

ホンモノの校閲者であり、主任からいつもキリキリ絞られている知人の彼女からすれば、いちいちそれこそ「こっちもあっちも変」らしい。
部外者の私などは、へぇ-、と思ってしまうんだけど。
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そしてそれと同じ批判の路線が世間では沸騰状態になってしまって、今回某有名雑誌の校閲担当主幹らしき人物からの手厳しい“校閲”が入っているという。

だがそれでもドラマだし、いわば石原さとみさんは単に役回りとしてああいう姿や演技をしているに過ぎない。
彼女を責めるのはお門違い、むしろ原作者の方に目を向けるべきではないだろうか?
そういう逆の意見もあるし、私自身もそういう思いがする。

でももともと石原さとみさんには以前にもそういう現実の職業に対してすれ違ったような意見もあった。

端的に言えば将来看護師になりたい、とい彼女のコメントがあったが、アレはドラマから離れてまだ現実の看護師の職業がどれほど大変なのか、本職の人たちからの批判が巻き起こったことだ。

ましてや『校閲ガール』は彼女がなりたいと本当に思っていた仕事ではない。

校閲がどれほど厳しい仕事なのか?

知人の彼女の話によると、一言でわかりやすく言えば“根気”こそが校閲者に求められるという。
「それと経験だよねやっぱり。
経験も根気の副産物かも知れないけれど、校閲の仕事を通して、今まで自分がいかに間違った日本語を使って書いていたのか、最初の頃を思い出すとその驚きと焦りばっかりがつのっていたんだよね」

作家の原稿などを裏付け調査したり、確かにドラマに出てくるように念入りにストーリーの展開するその現場を現実に考えて行かなくてはならないし、そのためにかける時間も膨大になる。

だが、ドラマの造りではどうしてもハデさを見せるために、石原さとみさんがわざわざいきなりぽっと出で大物作家の校閲に携わったり、小説の舞台となった現地を実際に見に行ったりする、そういう“あり得ない”ドラマ構成も含まれてしまう。

そのあたりは確かに彼女に指摘されると、なるほどとは思うし、わざわざ現地を訪れたりすればその経費が膨大になるのは目に見えてしまうのだ。

校閲ガールの部分部分は確かに嘘っぽいところがある、そういうのはちょっとオフィスワークを経験した女性だったら何となくわかるのではないだろうか。
「原稿をくれた作家と会食したりするシーンなんかあるけれど、現実にはあり得ないし、むしろあってはいけないはずなんだよね」

「あくまでも原稿を出した側とは指摘する、されるの関係でしかないし、そういう食事とか、いわば個人同士のやりとりになると、むしろ変に周りから関係を疑われてしまうなどの問題だって出かねない。
あくまでもお互いに公平中立の関係で契約しているわけだし」

ただ、それで即打ち切り物、というのはドラマが可愛そうな気もするが。笑

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では実際の校閲の仕事というのはどういう物かと言えば、とにかく膨大な原稿料を目の前にして、それをいちいち誤りがあるか無いかをチェックする。
そして修正すべき箇所や疑問点が見つかったら、原稿をくれた作家や作者に指摘を入れるという職業だ。

それを一つでも見逃してしまったら大変な責任問題に発展することもあるし、不適切な言葉を誤ってスルーしたりすれば、極端な場合罰金問題にさえなるというのだ。

「ある原稿を正しく校閲するためには、その原稿がテーマとしている事柄耶蘇の背景まで念入りに調べて行かなくてはならないし、その過程で自分もそういう知識を溜めて行かなくてはならない。

「自分の記憶力や事前の知識をゼッタイに信用しないし、あくまでも事実を確認して、誤字のないよう正しく校閲していくしかない。自分にとって興味のない分野であっても冷徹に見つめる必要があるわけよ。
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「一文字の間違いを逃してもミスはミスだし、何度でも納得いくまで校閲後に読み直し、上司にも確認してもらうのよね。
読むのが好きじゃなきゃぜったいできないし、好きだからといって校閲者になれるというわけでもない。
丸一日、一心不乱に活字とにらめっこで、自分の記憶力の良さなんか何の役にも立たないのよ」

なまじ記憶力がドラマ中の石原さとみさんの演技する河野悦子のようにスゴイと、結局必ずどこかで記憶違いを起こす。
誰でもそうだと彼女は言うのだ。

「だから校閲者というのは自分の記憶力とか知識を絶対視してはいけない。検索と事実確認しか頼れないの」

彼女の話によると、同じ勤め先に一流大学を出て校閲の部署に入ってきた後輩の女性が、試用期間後に不適応となってクビになったケースもあるらしい。
単に学力が優秀だけでは持たないようだ。

ホンモノの校閲者は石原さとみのようにオシャレではない?

石原さとみさんの校閲ガールは、そういうわけで超美人の彼女だからドラマにも花を添えてくれるし、男性だって楽しめる内容になっている。

だが、ホンモノになると打って変わっているという知人の彼女の主張だ。
あんなにオシャレにまとまっている、あんなに若くて未経験な校閲者なんてあり得ない、というのが主張の基本だ。
「オシャレなんて考えるヒマがないほどに時間と労力を打ち込むのが校閲の仕事と言えるしね。あんな彼女のようにハデな校閲者がいる会社、たぶん長く持たないんじゃないかしらね」

打ち切りという批判、一つにはそういう石原さとみさんが主役をしているから殊更に本業の人たちに目立ってしまうこともあるだろう。
あらを探せば他のドラマだっていくらでも見つかるはずなのに、この『校閲ガール』だけはかなり多くの批判が集まっていると言える。

打ち切りというのは、あくまでもドラマの中で出演者に何らかの重大な不祥事が発覚したりするなどした時には別だが、『校閲ガール』はそういう問題も今のところ起きていないし、校閲という地味でなかなか世に出にくい職業をライトアップしたこと自体は、石原さとみさんやドラマ制作側の功労ではないだろうか。

ただ、私もちょっと興味があって、もしもあなたに石原さんと同じようなファッションをするチャンスがあったらしようとするの?
という質問を知人の彼女に投げかけてみた。

でも結局
「今の私の見てくれが、私にとって最高のファッションなの!」
と笑い飛ばされた。

オシャレのセンスがある、無いというのは先天的な物なのだろうか、それとも職業によって後天的に造られるのか?
元文学少女の彼女、とりつくシマもなかった。笑

増田えりか

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